都市生活になれてしまった僕らは都市を離れ自然に触れた瞬間、
何か新たな発見をすることが多い。
それは日常の生活によって失いかけた感覚だとおもう。
今でこそ夏冬通して群馬に住むことで山に慣れてきたが
住み始めた頃は何もかもが東京とは違ったものだった。

最近、山小屋に通うことで僕は光に関して敏感になった。
特に月明かりには驚かされることが多い。
満月の明るさは計り知れなく、雪の上では特にそれを感じる。
反対に新月の日には周りの星が姿を現す。これも非常に面白い。
都市にいるとその感覚がまるでなくなる。
朝日の眩しさに目を覚まし、夜の闇に眠りを誘われる。
そんな生活が人間の本来の姿であり、自然に触れることで感覚が鋭くなる。
その瞬間を大切にすることが人生に奥行きを与えると確信した。
最近山でそう感じる。

AUGUST 2004